振子時計でア・ソ・ボ 2

2016 1 8


元日に振子時計を修復したのですがその頃には既に2号機のドナーが入荷しました。
今度は落下事故で前蓋は割れ、振子や振子の支点から下が全部紛失しているものです。
今度はSEIKOUSHAの30日巻時計です。

1号機に続いてこの時計も振子時計の最終バージョンのメカニズムですから性能は良さそうです。
洗浄給油して振子関係のパーツを製作して装着してみたら快調に動き始めました。

今度は外装が割れていて汚らしいのと振子時計の最終に近いバージョンでなんとなく品格がありません。

そこで思い切って外装は完全に作ってみることにしました。
折角なので普通の振子時計とはちょっと趣を変えてみたいと思ってデザイン。

素材はホームセンターで売っている杉板の杢目が変わったものを見つけてきました。
古い話ですが我家の家業はもともとは材木問屋でした。
銘木や坑木、枕木に電柱などなんでも取り扱っていましたね。
一時期跡を継ぐべく親父の下で働いたのですが・・・
新建材の台頭に頭の押しつぶされていきました。

とどのつまりは「杉」の木が一番いいなぁと父と話し合っていたのを懐かしく思い出します。



振子は自作しないといけないので思い切ってケースの外に出します。
風の影響を受けるでしょうがなるべく長く見せたいので薄いアルミパイプを使います。
これも鉄よりは線膨張係数が大きいので良いことはありませんが・・・
正確を期する時計なら電波時計が家の中に何台もゴロゴロしています。

まぁ室内の単なる動く壁飾りと思うことにします。

               

                            割れた前枠は仮繋ぎ                     クリーニングハンガーと10円玉でテスト                      完成

メカ部分はまたもやスケルトンにしてみました。
文字盤は数字を入れるのが億劫でしたので10mm角のガラスタイルを貼り付けてみました。



杉板杉の杢目が素晴らしいと、自画自賛



中央の上部から軸心を右に避けて下に降りているステンレスの金具、
それと下からちょっと顔を覗かせているアルミパイプこのパーツは新規製作です。

左側に「く」の字に見えるアンクルから出ている真鍮パーツはかなり変形して辛うじて残っていたので助かりました。
理屈では振子が鉛直になった位置で振り子に振動を持続させる衝撃力を与えなければなりません。



そうそう、ゼンマイの巻き上げが一月に一回必要ですね。
そして時刻修正も・・・
前のガラスの蝶番をどうしようかと思案していたらカミさんが、「和風だから引き戸にしたらどうよ」の一声。

早速その話に飛びついて、一寸厚手のガラス引き戸にしてみました。

いま左側に1/3程スライドさせています。

END

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