Steam Traction Engineを作ってみる
2017年4月27日

無性にスチームエンジンを作りたくなって幾つか作ってみましたが出来上がってみると蒸気機関車模型のOゲージとなると
非常に細工が細かくなってまだまだ手が出せません。
そこで大昔のトラクションエンジンというタイプのものをちょっと作ってみようかと思い立ちました。


蒸気のタンクはOゲージにはちょっと大きくなってしまったボイラーを流用します。
それがベースになって全体のサイズを決めました。



動輪はスクラップ置き場から拾ってきた耕運機のパーツらしい直径9cmのアルミダイキャストを削り出し、
スポークは0.8mmの真鍮板を4mm巾の短冊に切ったもの。
前輪はアンテナの支柱だったアルミニュームパイプに2mmの真鍮棒のスポーク。
ボイラーはなんとなくOゲージをイメージして作ったものの大きすぎて使えないもの。
減速ギヤはパソコン周辺用スキャナーのジャンク歯車を組み合わせてみる。




スキャナーのジャンクから取り出したギヤは全部で9個使いました、終段は手持ちしていた真鍮ギヤ。




バーナーはペンシルタイプのトーチをバラして銅で作ったタンクに組み付けたもの。
火力は最終的にもっと強くしました。




煙突周りの工作、前輪にはバイクのチューブを被せてみました。




操舵装置辺りは手作りウオームギヤ、鎖は市販品




フライホイールは3mmの板材があったので18mmの帯板を作り丸い輪にしてフランジ面は同じ3mm板を丸く切り出して圧入、センターに10mmの棒材をロウ付け




制作に関してひとつだけ作成した図面です。
あとは全部現物を合わせる方式でやっつけました。
老人パワーの変形だとご勘弁願います。




今回は塗装も頑張ってみました。
アルミや真鍮の部分は透明な合成漆(飴色)を塗って落ち着いた色にしました。
赤い色も原色では軽くなりそうなので漆の「鎌倉朱」という色にしました。
ボイラーの胴巻きのステンレス部分もあめ色に仕上がっています。




右側面




左側面です、ギヤは脱着だけで変速はできません。
昔の機材ですのでそれなりにノロノロと移動するところがスケール感?があるのではないかと自己満足です。




着座シート(右端)は海苔の入っていたブリキ缶と3mmの銅パイプを細工しましたが程よい具合だろうと自己満足。




身長15pのくまモンを乗せてみました、僕の郷里は熊本です。



初運転の様子はYouTubeにアップしました、宜しかったら見てやってください。
動画処理のソフトを持っていませんので前後が見苦しゅうございます。

https://www.youtube.com/watch?v=RKUDy0aGWBY


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