メカの工作開始
1 ギヤBOXの工作
2010/10/21

注文していた歯車が到着。
EPSON GT-S630(620)のスキャン範囲を見ますと216×297mmとなっています。
CCDの受光幅そのものは42mmの様ですから216/42≒5.142857と圧縮しているので
副走査?も1/5.142857に圧縮しないといけない計算です。
メーカーがどの比率で取り込んでいるのかは正しく判明しないのですがとりあえずこれが正しいものとしましょう。
スキャナーカメラの先駆者様たちはまずは1/5から始まって減速比を探り当てているようです。
そこで僕は(25/60)×(25/54)≒5.184のギヤ構成で進めてみる事にしました。
これですと誤差は計算上0..008つまり0.8%という事になると思います。

僕の場合は最終のタイミングベルトに繋がる歯車はモジュール0.4で歯数も18と、EPSONと同じ歯数のギヤを手に入れましたので
使う事にしますがタイミングベルトの送りギヤではないので少し干渉しますが使えなくはないと言ったところです。
それが入手できなければエプソンのスキャナーの歯車から薄いのこぎりで切り離す必要があります。

歯車は1軸に2枚組み合わせになりますが接着材では完全に安全ではないのでピンを通します。



0.5mmのドリルで2個の歯車を貫通し、そこに0.5mmのピアノ線を途中少し曲げを入れて接続します。
一旦貫通したピアノ線を少し曲げて下に引き戻して余長を切り取れば特に接着剤は必要ないようです。
加工は1箇所でいいと思います、軸芯と2点の拘束ですからブレません。



とりあえず完成したギヤBOXタイミングベルトは所定の位置にかりに差し込んでいるだけです。
ドウドウ巡りをさせたので背丈は少し高くなりますがほとんどオリジナルのステッピングモーター台座の
面積の上で何とか収まっています(2010/10/21現在)



増加ギヤボックス、小さいモーターのピニオンと減速ギヤ(オリジナルのまま) 10/2日
新しい軸受は旋盤で加工、ベースの真鍮板は0.8mmですので2mmの真鍮切れはしを半田付けして分厚い島を作ってごまかしています。


EPSONの最終ギヤにM0.5-25ギヤ上乗せ(このギヤの下にタイミングベルトプーリーがありますが今回遊ばせます)


新規にM0.5で、60T-25T


さらにM0.5で25TとM0.4の18T(タイミングベルトドライブ用)
最終ギヤは横向きの力がかかるので軸受を両サイドに付けました。
軸受は5mmが殆どですが最後に一番力の掛かる所は工作の都合で2mm軸とおかしな構成ですがこれもアマチュア作品の妙。


ガイドシャフトはEPSONからそのまま頂き、左シャフト付根の黒い部分はEPSONの案内プーリー部分を切り取って
7Φ軸を貫通させ案内プーリーを裏返しに付けています。
これでタイミングベルトのUターンが楽にできます。(10/22日はこれまで)
明日はCCDの平行ガイド工作、光学原点工作、LEDキャリブレーション光源周り工作、など。



2010/10/23

とりあえず原点センサーもつけてガイドシャフトの対辺にはガラス(スキャナの要らなくなったミラー)とマイクロファンモータに付いていた
内径3Φ外径6Φのローラーベアリングと板ばね挟みこみのスラストガイドを仮付け。
写真は原点位置なのですが後5〜6mm右に移動しましょう。

ミラーがtラスは光学精度の仕上げですから平面度は抜群なのと、なによりも何も買わずに済むのが最大の魅力!!

タイミングベルトを付けますがベースプレート上方の窓をあけていたのが正解で作業がやりやすかった。
とりあえず通電してみましたがLEDキャリブレータが点灯しない!まぁ最悪の場合は点灯回路を作ってもいいし・・・

CCDの前に懐中電灯をかざしてスキャンしてみたら薄暗いながら何やら取り込んでおりました。(2010/10/23)
ギヤBOXの騒音は全くオリジナルのスキャナと変わらない程度だと思います。


2010/10/24

キャリブレーション機構(ひょうじゅん反射板?)を組み込むためには周りの囲いが要る事が判ったのでマホガニーで作ります。
ジャカルタで20年間家具製造工場を指揮して来た友人が帰国のたびに少しずつ持ってきてくれていました(ご当人は家族や知り合いにお土産もあったろうに・・・)
今年日本に転勤したのでもう入手できないかもしれないかもしれません、貴重な素材です。
LED配線は1.25mmピッチのフラットケーブルで配線したところ正常になりました、マイクロSWとも接続してキャリブレーションの時だけ点灯するようにしています。



この項目はこれから細部への加工へと書き足していく予定の書きかけの項目です。

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