HOBBY J を使って見ました。

オークションで新品化粧箱にケース、カラーフイルム2本がセットになったものを衝動買いしてしまいました。
子供のころこういったカメラを欲しくても絶対買って貰えなかった反動でしょうかねぇ。
ある意味では、中学生の頃、スタートを買ってもらえなかったので自作をしたという
現在の自作趣味の原点を思い出させてくれる楽しくもほろ苦い想い出もあります。


これがセットの中身。フイルムの消費期限は1982/5となっています。
フイルムはボルタ判ですが写角は24×36と変更されています。
したがって有穴の135フイルムを装填すればいいわけです。



カメラ本体、全て金属製(ブリキ細工とも云うのかな)


長年開封されていなかったのでレンズは全くの白内障でしたが分解して拭いたらきれいになりました。
ついでにシャッタースプリングを少し広げ、回転軸に給油をしたので1/50と説明書に書いてある速度は
1/100にはなったと思います。
絞りは2段階です、f:8と書いてありますが、計測して見るとf:11とf:22程度ですね。

早速同封のフイルムを使って見たいのですが、未開封であるのとネガカラー現像の準備が出来ていないので
ASA400のモノクロフイルムを装填しました。


第1回目の試写
最初の2枚はキャビネサイズのプリントからスキャンしました。
温黒調に仕上げたので、そのイメージでカラーモードにしています。

モデルのサトエ君がみかんを持ち出してお手玉を始めました。
そんな動きのあるものが写るかとはらはらしましたが、あれまあ写っているではございませんか。
キャビネサイズに温黒調で焼いて居ますのでカラー表現しています。
距離は1.5m〜2m離れていたと思います。


これは上記写真の部分拡大です、これもキャビネサイズプリントから。


2m〜∞の固定焦点ですので4〜5mは慣れてもう1枚(ネガからスキャナー)。
みかんもちゃんと写っていますね。


露出が適切かどうかわからないので日陰でも1枚。

推測するとシャッター速度は1/100以上あるようですね。
焦点距離も2mぐらいでちょうどいい感じです。

これは使えそうなのでちゃんとしっかり撮影をしてみようと思います。
今回はとりあえずの試写ですがなぜか縦画面のものばかりがGoodでした。

追伸 どうもシャッター速度が速いのではなく(少なくとも1/50よりは早いですが)
フイルム装填ミスで裏表逆に入れて減感させてしまって適正露出にしてしまったようです。
気が焦ると言うか手元に来て24時間もたたないうちに現像して見るそそっかしさ。(~_~;)


カラーの試写・自家調合現像薬もテスト
2004/12/10

WEB仲間のご好意でネガカラーの単薬を頂戴しました。
1回目、22年前に期限切れのフイルムでは何も出ず、失敗、もしかして薬剤の調合ミスかとも思い
コニカ1に一齣だけフイルムを通して見たらちゃんとOKでした。
そこで近所の公園に出かけます。
フイルムはフジのスペリア400、ASA400です。

実は間違って全駒絞りを開き側にしたので現像時間を心持ち縮めました。
このカメラ焦点もシャッターも全て固定なのでついうっかり・・・絞り調整が大小2段あったのでした。
さすがに露光オーバーですが何とかネガカラーの現像も成功の部類であろうと思います。


 撮影前にひとつだけ裏窓からの光線漏れ対策をしました。
材料は毛糸みたいに小さいモールです。
赤窓の周辺に円形と、圧版の両脇に線状に挿入しました。


1 長谷ダム最上部からの眺め。


2 逆光が差し込むとプラスチックバッフルの反射でこのようにシャワーのように虹が出ます。


3 順光ですと大変素直です。



4 ア!!お母さんが顔を隠してしまった〜。


5 砂だらけの女の子!のどかな砂場。


6 アベックでお昼の弁当。


7 公園の横では工事中。


8 例によって・・・当家の色づき始めたレモン。距離1m。


9 半日陰のコスモス、左端ののコスモスまでの距離は70〜80cmです。


END

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