プロミネントにクセナーを装着して見る


ボデーだけが息を吹き返したプロミネントですが、レンズを入手することはかなり困難な話であろうと
ジャンク箱の中をあせくり廻していると、デッケルマウントのクセナーf:2,8 50mmが出てきました。
このレンズはレンズシャッター式のレチナフレックスに付いていたもので、ご多分にもれずボデーは死去してしまい
寂しく箱の中で転がっていたものです。

当然マウント形状は完全に違いますが、プロミネントにあてがって見ると本体のシャッター部より
すこし浮き上がったところでピントがきそうな気配です。

それならばマウントアダプターを作れそうだと思いましたが・・・
レチナのレンズには絞り羽根はありますが、肝心の絞り調整機構はレチナのボデー側で操作します。
そのために絞りはスプリングで絞り込んだ状態にセットされています。

先ずは絞りにテンションを与えているスプリングを捨て去ります、ついでに被写界深度を表示する機構も面倒なので捨てます。


後ろのマウントを外すと上段のリングは被写界深度表示用なので不要となります。


ここにスプリングが仕掛けてあって自動的にf22まで絞り込まれた状態なのでこれを外します。


本格的に製作する前にアルミニュームで変換マウントの雛形を作るつもりが・・・
そのまま使うことにしました。 左が出来上がった汚いマウント。
絞り目盛りはありませんので、絞りの口径を計って2,8〜22までを測定。


とりあえずマウントをくっつけたレンズ、(マジックで絞りの位置を書き込み中。


マウントの鍔は必要な厚さよりわずか薄めに切削して、ポンチで凸を作ってガタを取る事にしました。
旋盤で2度掴みをしたくなかったのですが、おかげでかなり汚い仕上がりです。

絞り値はパソコンでデザインしてメタル調マット紙にプリントして貼り付けましたのですっきりしています。


シャッター速度表示プレートの下側に、横から読み取る絞り値表示ラベル製作。


堂々とした本体に比べるとすこし貧弱ではありますが。
本体はオリジナルのレンズが来れば即使用可能ですからそれまではこのクセナーで遊べると言うだけのことです。


試写

組みあがったので距離計と連動するかどうかとりあえずの試写です。


1 無限大テスト。
  すこし霞がかかっていますがまあまあのところでしょう。


2 これは開放。f:2,8 1/125
  距離計の合焦にあわせていますがすこし後方に来ているのかなぁ?


 3 これは中央の額の手前に合わせてみています。
  どうもこのレンズ、開放ではなんとも頼りないような気がします。


4 F4に絞ると急激に解像力が上がります。


5 これもf:4です。
右下にある物体は本物ではありません(念のため)。


  6 f11に絞っていますが先日オペマ3.5 45mmで同じ所を撮ったのがあまりにも凄くてこれはさほど感心しません。


 7 これは指差している2個の花にピントを合わせて、f:11 1/500(最短1mにて)

テッサータイプのクセナーではf:2.8にはすこし無理があるのか?
また、絞りによる焦点移動があるのかと考えさせられる試写となりました。

END

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