KODAK 35 CAMERA,with Rangefinder-1940-51
f3.5 Kodak Anast.Special or Kodak Anastar lens.
Flash Kodamatic shutter T・B・1/10〜1/200


友人から貸与されたカメラです。
なんと第2次大戦の直前から戦後(1940〜51)にかけて製造されていた頑健で贅沢なカメラです。
2眼式上下像合致式距離計連動ですがビューと距離計アイピースの間が35mmも離れていて、しかも上下5mmのずれ。
カメラもだんだん進化してフィルム巻き上げに連動してレンズシャッターをチャージできるまでになっていますが
シャッターのレリーズは鏡筒の先のシャッターユニットを直接押す方式でボデーシャッターではない。

シャッターチャージ機構もシャッターの外側にカムを持ってきただけなので妙な形のカバーが付いています。
今となってはこれがアクセントになってとても面白いですね。
レンズの横の飛び出した歯車はヘリコイドリングを回すサービスですが歯の厚みが1.5mmしかないので指が痛くなります。

そして驚くことにボデーの黒い部分はすべてベークライト、ところがこれが又非常に材質がいいですね。
そういえば先日「修理と雑記帳・2007/10で「SPARTUS"35F"MODEL400」 を記載しましたがこれもベークライトでした。 

日本のエヒラシックス「修理と雑記帳2007/09/07」と同じ時代のカメラですが、物資の豊富さが覗われます。


1 
レンズの記号から戦後の1947年製造です。
日本人は戦後の混乱の中必死に生き抜いていた頃ですね。

コダックの製造年記号

C A M E L O S I T Y

貸与品の記号はES21***ですから47年。



2 
裏の圧板はクロームメッキ、反射が気になりますがそのまま試写してみました。


フィルムはCENTURIA400 現像は自家調薬現像。


3 
まずは無限大




開放(f3.5-1/25)




たぶんf11位?

END
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