Vest Pocket Tenax(Plate type) ベストポケットテナックス乾板タイプをロールフイルム機にする


                                                              2004/07/15

  GP GOELZ BERLIN DOGMAR 1:3.5 F=7.5cm 
  シャッターT/B/1・2・5・10・25・50・100・250
  絞り    3,5・4,5・6,8・12,5・18・25・36
  サイズ幅95 高さ75 畳んだ奥行30 開いた奥行90mm

  

 c1909 もう100年ほど前に発売された4,5cm×6cmのかわいいStrut-typeが永い事遊んでいましたので
ブロニカETRのジャンクホルダーを後ろにあてがうとこれがまさにぴったり。

 どうしてもフランジバックは合いません。しかし腕木が4本ヨッコラショと立ち上がっての撮影姿勢なのですが、これを
なにかでちょいと規制してやると適当にバックした位置で止まってくれますのでこれで位置決めをすることにしました。

 ロールホルダーは壊れて使えなくなったブロニカETR 220のバックプレートになっていたので隙間調整をして120を使います。
カウンターは動かないのでスタートマークから8回廻して1枚目、次1回転半で2枚目、3枚目からは1回転・・・
これで14枚撮影できました。

 レンズはドグマー7,5cmです。

4本の腕木は本来、直立するまで開くのですがフランジバックを合わせるためにこの角度まで開いたらストップ
するように規制しています。
 最大の欠点はファインダーのアイピースから4cmも離れたところに目をあてがいますので
ファインダーは無いに等しいですね。


畳んだ本体よりもロールホルダーの方がでかいのですが、寸法的にはぴったりでしょ?
境目の左にちょこんと出ているのが接眼レンズ。
写すものの中心はどこかと言うのがわかる程度です。


上のダイヤルが距離調整です。廻すと4本の腕木が前後します。
前板の方の腕木に逆 くの字の針金が見えますが、これが腕木を規制して最大伸長位置を決めて居ます。


120のフイルム2本と同じ程度のコンパクトさです、が・・・ロールホルダーの方が大きい。



1mmの真鍮板でバックに差し込む部分を作ります、作業は半田付けですが半田ごては使わず
ステンレス用のフラックスとバーナーで済ませています。


ブロニカのホルダーとはネジ止めすべきでしょうが接合面積も稼げたので5分間エポキシで接着しました。
これで必要且つ充分でしょう。


モデルがいないので、かみさんの作業室のボデーさんにお願いして、完全逆光です。


外を走る自転車のおじさんを見つけてパチリ。


隣の中古車屋の旦那、忙しそうでしたが強引に1枚。


あきらめたのかもう1枚撮らせてくれました。有難う ベイグさん。


もう誰も居ないので店の車を1枚。


もう使うこともなくなった焼却器、剪定屑が山積。


庭の一角。

                                   END