1 120フィルムバック6×8をレボルビング式にして作る
2 パララックス補正付き距離計連動式ファインダーを作る。
3 レンジファインダーが使い難いのでビューファインダーを作る。
1 フィルムホルダー製作
転がっていた天体望遠鏡用のアルミ鋳物円盤素材を削ってピントグラスと交換脱着できるようにしました。
ピントグラスで使えるのは大名刺サイズの両面取り枠でフィルムが入手できなくなって長い年月が過ぎていますので
120ロールフィルムを使えるようにします、69サイズがオリジナルですが手元に68サイズ電動巻き上げホルダーが転がっているのでこれを使用します。
左写真 ホルダーはレボルビング機能とスライド脱着できる。
右写真の右側がオリジナルのピントグラス、左がロールホルダー。ワンタッチで交換可能。
2 パララックス補正RFはジャンクの35oカメラを流用します。50oレンズ用です。
ベッドは2段伸ばしで20p弱も伸びます。
距離計連動はTECHNIKA Symmar1:5.6/100 専用とします。
前蓋は90度折り畳みますしレンズは1段でも8pほど伸縮しますので赤色の機構連結の工夫が必要となります。
マンが絵の蛇腹の下を通って伸縮するガイドに沿ったステンレス編組線はレールの下に平行した内径2oのパイプ鞘に潜り込みます。
ロープの位置決め冠と保護パイプとのリンクが外れると段々鞘から抜き出されて距離計との関係は絶たれます。
そしてレンズを後退させ蓋を閉じるときにはステンレス編組線は自在に90度程度湾曲をしてボディに収納されます。
距離計のブライトフレームは35oフィルム用ではなく6×8のフレームにしています。
前面
後面
リボルビングできますがRFカメラとして使うときには横画面構成にしてカメラを捻る方がファインダーとマッチします。
RFは左側端っこです。
3 レンジファインダーが使い難いのでビューファインダーを作る。
実はRFの後ろにはリボルビング機能とフィルムホルダーがあるので距離計だけは不自由なく使えても
折角パララックス補正付きのブライトフレームがあっても鼻が邪魔になって一度に全周見れないのです。
そこで逆ガリレオ式の大きなファインダーを作りました。
対物面の凹レンズの前に少し距離を置いて細い銅線で十字線を張りました。
接眼レンズの中心にはプリント基板の作図用黒丸いパッドを貼っていて
これを中心にして覗くとピントが少し外れた十字線が眼を細くしたと同じような働きで良く見えるのです。
もちろんパララックス補正のために接眼レンズは中心部で∞、
上にスライドさせた最接近位置が1mのパララックス補正フレームになります。
その中間ぐらいは1,6uぐらいの距離でしょう。
素材は2oの紫檀の木を使いました。
すべて家にあるジャンクで構成しました。接眼の凸レンズは3方向をダイヤモンドヤスリで水研ぎしました。
END
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