自作ステレオカメラ(武藤 英雄) 2003-3-26
ずいぶん以前、何かの記事を参考にベースはコニカC35の自作、ステレオカメラです。
めったに出番はありませんが何かの会合のときなどに割りと近距離を写すと面白い立体画像が喜ばれます。
35mmフルサイズを隣同士、つまり人間の目幅に対してかなり狭い38mm程度のレンズ間隔で撮影する方式ですから立体感は人間の視覚とはかなり違うところですが、そこは38mmの広角レンズが助けてくれてまあまあの立体感が得られることと、AE機能が2眼とも連動であること、ストロボも同調することが立体感を高めるのに役立っています。
つまり、横から発光するストロボは左右の画面で影の出方が違うので立体感をさらに強調してくれます。
AE連動、ゾーンフォーカスですが2軸距離連動、シャッターの開度も連動です。
今回、ご披露したいのはこの簡単なビュアーです。
レンズは安い折りたたみ式の双眼鏡、つまりオペラグラスの対物面をそのまま活用して、
乳白色のアクリル板でスライドマウントを2枚8mm前後の間隔をあけてガムテープで貼り付けて1対として挿入しています。
リアリストサイズなどの場合も同じく目幅の間隔で置けばいいと思いますし、
内照式の電灯など無くても少し明るいほうに向ければ均等な明るさで鑑賞できます。
武藤 英雄