Galápagos Shutter(ガラシャ)製作
2014/10/7
約1世紀前の大型一眼レフCompact GRが息を吹き返したのですが最高シャッター速度は1/1000と申し分ない速度ですが
スロー側は1/10まで、あとはTimeしかありません。
実際に使ってみると大判カメラはスローシャッターを使いたくなることが多いのです。
そこでレンズキャップを作ってパッと開いて時が来たらサッとキャップをするのですがどうも時間が不安定でしょうがない。
という事で1/5~40秒ほどのシャッターを作ってみました。
100円ショップで購入した黒い厚紙(0.3mm厚、A4・3枚))を鋏で切ってシャッターの模型を作ってみようかという処からスタート。
手持ちのレンズ鏡筒外形は最大60㎜あれば良いようですから60㎜以内の複数のレンズに使用できるようにします。
口径は余裕を見て65Φです、回転軸は補強の為にリン青銅0.3mmで補強します。
話の始まりは「模型」の積りですが軸受けなどが出来始めると先に進むしかなさそうです。
細長い穴は開くときに左右アンバランスにならず対称に開く仕掛けです。
ベースプレートは壊れたシノゴの両面ホルダーの中心のアルミ板。
黄色い水糸で上に引き上げて左側に巻きあげたらどうだろう?
以前、シノゴの2眼レフをたくさん生産したので部品取りに使ったFP-452 だったか?
FUJIのインスタント証明写真機の残骸がいくつか残っていましてそのシャッターメカを使えないか?
黄色い紐を引っ張りながらカメラのシャッターを押したのでブレています。
まぁこんな感じで開くわけです。
引張り機構とかかなり妙な仕組みですが動きます。
右側メカニズム部の下の方の紫色の矩形の小さなものが駆動ソレノイドです。
タイマー回路はCMOS555を2個使いました。
最初1個で誤魔化そうと思ったのですがどうも上手くいかないので1個縦置きに追加しています。
電池は4LR44、1個で無信号時の消費電流は200μAです、
超特値の安物電池ですがスイッチを切り忘れても1週間ぐらいは大丈夫でしょう。
100円ショップで購入した硬い紙以外はすべて手持ちジャンク品で終了しました\(^o^)/
シャッターの作動時間は実測して記入しました。
手持ちパーツだけで製作したので多少数値がばらついていますが繰返し精度は充分です。
完成、シャッターOFF
シャッターON
レンズに装着したところ
旧態然としたところとIC回路が組み合わさって妙な感じですのでGalápagos Shutterと命名しました。
まぁ「ガラシャ」と呼んでやって下さいませ。
最長ー42秒露出の試写(4×5)
本日収穫した柿
END
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