ERICA645
2008/04

先のエリカ66では四隅のケラレが大きすぎる場合もあるので今度は645を試みます。
実はオークションで壊れたウインザーを格安で入手したのです。



これがウインザーです、巻上げ巻き戻しつまみなどは最初から無くなっています。



ウインザーの軍艦、オーソドックスながら独自の距離計連動機構。
これが当時画期的と自賛したであろう等倍ファインダーです。



早速フロントブロックを頂戴いたします。
バックラッシュ防止用の大きなコイルスプリングに驚きますね。



早速前面プレートに組み付け中のユニット。



厚さを稼ぐのは木材です。
前後はアルミニューム2mm板。



そこで今度はブロニカETRの壊れたロールホルダーを修理して使います。
コマ送りのギヤが左側に傾いて変形していますので正常に戻します。
双眼顕微鏡で観察しながらの作業です。



こちらの歯車は220フィルム用に歯が切ってあります。
そこで、トラブルを起こしていない16枚目から先の、写真では左側の歯車列は正常ですね。
折れないように騙しながら歯を起こします。
巻上げはシャッターとの連結は一切ありません。
スタートマークでパックの蓋を閉めて空滑り始めるまで巻き上げて1枚目。
2枚目からは連結棹に付けたポッチを押して1回ほど巻くと自動的に完了して空滑りになります。



前後の準備ができた木材のブロック(マホガニー)。
必要な厚みより0.5mm薄く仕上げます。
ヘリコイドの自由度が大きいので仕上げの時にヘリコイドのロック位置で調整します。



先に出来上がったERICA66(右側)と並んだERICA645(左側)
角型のファインダーはマミヤプレス用の65mmの流用。
66は28mm相当なのですが645なので30mm程度の広角度でしょうか。



ウエブ仲間のHigemouseさんがロゴを作ってくださいましたのでお化粧します。
MUTOH CAMERALAB と 下側左の四角いラベルはMとCとLの3文字です。



ネガカラー 自家現像


どんたく祭りのスナップ、お祭りは写さずに隣の女性カメラマンさまをパチリ、3フィート。

END
TOP