ACACIA-2 (47/69)

2009-4-10

先に55mmレンズのACACIA-1を製作しましたが、
実は知り合いからお預かり中のスーパーアングロン47mm/5.6
が手元にあります。
先の55mmですとライカ版24mm相当のカメラということになりますが
47mmですとライカ版20mm相当になります。

このレンズ、預かったクライアント様から別に工作依頼を受けている機種がありまして
それを完成したらお駄賃に呉れるのだそうです。
そちらの工作は難問が多く、遅々として進行しませんが新考案のときには何か別のことをやっていると
新しいアイデアが閃く性分なものでして・・・


ACACIA-1のホルダーとおなじトプコンの69ホルダーを使うことにしましたので
全く同じくホルダーの前面にマホガニーで16mmの暗箱を構成します。
55mmはさらにその先に30mmほどの鏡筒が必要でしたのでマホガニー製の台形の筒を作りました。
今回の47mmはあと12mmほどしか筒が必要でないのでグラフレックスXLのジャンク鏡筒を流用してカシメ込んでいます。


1 いきなり完成。

ファインダーも自作です。



2 レリーズをぶら下げていますがあまり格好良くない。



3 反対側



4 うしろ



5 内面、薄っぺらな暗箱で急勾配なのでビロードを巻いて内面反射防止。
一部パーマセルテープ剥き出しにしていたら強烈なゴーストが出ました。



6 左がACACIA-2  右がACACIA-1



7 左がACACIA-1  右がACACIA-2



ゴーストが下側両脇に白く貝殻状に出ます。
コントラストも少し低い



内面反射対策後、コントラストも改善。



田園風景の中に50年以上前に作られた博多東中洲、那珂川の橋の欄干が移設されています。

END

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