ゴナナ ピンホールカメラ

エイトバイテンの後になぜゴナナを作ったかを説明しておく必要があります。
エイトバイテンは我が家には引伸ばし機がないのです。
僕の所属するグループでは発表は全紙サイズと云うしきたりなので、
そこで発表するかもしれないと云う思惑がありまして・・・
我が家で引伸ばしできる最大サイズはゴナナまでなのとゴナナのモノクロフィルムのストックが有った。

針穴写真ですから普通の暗箱やボデーに針穴を貼り付けたらいとも簡単に撮影ができますが
針穴写真機として特化して設計するとまた少しは違った形になります。
今回はゴナナの針穴写真機で、おまけとして普通のリンホフボードに付けたガラスレンズが使える様にしました。

特徴はライカ版レンズ12mm相当の超広角の領域を有すること。
レンズもファインダーもズーム式(f値までズームするのが最大の欠点です)


例によって贅沢なマホガニー製ボデー
タスキとレールは壊れたクラップカメラの残骸。
蛇腹は紙製でコーナーだけヤンピー



レールは300mm近くまで伸びるのですが蛇腹がそんなに伸びない。
最大で240mmぐらいまで伸びます。
最広角の時に自分のベッドやレールを写しこむのでベッド(前板)は二つ折りにしています。



リンホフボードに組み付けたピンホールとシャッター



150mmぐらいのガラスレンズが装着できます。
ゴナナですからイメージサークルが問題になりますね。



レンズボードの下にスケールを貼っています。
いまは超広角70mm(12mm相当)でズーッと210mmまで任意のところで固定できます。



先に作ったエイトバイテンと比較すると可愛いですね。
画像面積は1/2弱、ピンホールレンズ付き重量900gr



超広角側です。
天神のど真ん中、後ろでは例年のイベント「アジアフェスティバル」の歓声が。

右側にもやもやしたのはかき消された人々。

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