エンサイン・カーバインの単玉レンズ
エンサイン・カーバインはイギリス製のクラップカメラですが
レンズには安価なものから高級なものまでいろいろなバラエティがあって装着されていました。
いちばん安価な色消し単玉レンズは絞りの裏側に凹凸がさかさま、
つまり凹面が対物側になり、さらにその前に絞りがあるという構成のレンズ周りです。
その絞りはf:11・16・22・32となっておりますがレンズ自体の口径はf:5.6相当まであります。
このレンズを別の鏡筒と絞りにつけてペンタックス67で使ってみました。
このレンズ、絞りこむとテッサーやクセナーに負けないいい写りをしてくれるのですがそれじゃ面白くない。
レンズを開いてソフト効果が狙えればと云うのが目論むところです。
大型自動現像機用の引き伸ばしレンズ鏡筒を流用しています。
装着されていたレンズは取り払いエンサインの単玉を絞りの後方に挿入しています。
ヘリコイドはぐるぐると何度も回して30mmほども前後できます。
それと試験なのでペンタックス67へはビニールテープで巻きつけただけです。
絞りは引伸ばしレンズについていた5.6・8・11の3段をそのまま流用いたします。
カーバインが105mm、引き伸ばしレンズが108mmなので絞り値は大体同一のようです。
F:5.6
f:8
f:5.6
f:8だったかもしれない(絞りリングがすぐ回る)
END
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