リコー・ミライ105 RICOH MIRAI105

35mm版、38〜105mmズームカメラ。
オートフォーカスでズームレンズを付けたそのころ未来を予測させるような斬新なイメージのカメラが発表されました。
1988/12月の発売のようで価格は7万円から8万円もしました。
自動化された機構はモーターで各所の操作をしますが、夫々に専用モーターを付けたので中には5個もモーターが収納されているとのことです(今考えると無駄なことに見えますが)。
1 巻上、2巻戻し、3 ズーム、4ピント調整、5 露光調整??
フォーカスセンサーはパッシブ方式で、アクティブ方式よりも信頼性がありそうです。
レンズは
リコーズーム35mm/F4.5〜105mm/F5.6(ズーム比3倍)11群12枚 電動ズーム フィルター径40.5mm
友人からの贈り物ですがすでにプラスチックの経年ひずみが起きているのかズームが38mmから50mまであたりまでは動きますが長焦点のほうに延びてくれません。
給油して手伝ってやっていると何とか105mmの方まで伸びてくれました。

フォーマパン400をパトローネに巻き取って使いましたが使い古しのパトローネは使い捨てカメラのASA800で、しかも接点式ではなくバーコード式になっています。
するとこれはASA100と認識することになります。
感度補正は最大±1.5まで補正出来ますのですべて−1.5補正で使ってみました。


ズームファインダーは1眼レフ構造ではありません。
側距用の窓はファインダー窓とストロボの間に2個見えています。
ズームはこれから長焦点側には力を入れて鏡胴を引っ張りモーターの手伝いをしないといけませんが働きます。

38mmです。
この河童さんたちは下の台座が水車になっていてダムに揚水するときの水流で回転するのですが深夜の夜間電力の使用が多いようでほとんど回っているのを見たことがありません。
左が暗いのはたぶん細い黒塗りの格子の間にレンズを突っ込んで撮影したために少し格子が邪魔をしたと思います。


たぶん50mmあたりだったと思います。
曇天ながら夕日の逆光をよく捕らえてくれました。
ネガで見ると水面がとても綺麗に見えています。


105mmで高圧鉄塔を撮影、変な形のカメラで小ばかにしていましたが意外とまじめに写るものです。
ネガの観察でもかなりのレベルです。


3Km歩いた終点あたりで3人で歩いていた親子に接近。
お願いしたらモデルを引き受けてもらいました。
ただし。「私も写すのですか〜?」と照れてはいましたが素敵な若いお母さんでした。


今度は二人だけですよ〜。


その2


あっ、おねーちゃんの目が・・・ごめんね、でも可愛い〜。

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