2004/07/31
古典2眼レフを委託販売で処分しようとクラカメ屋に出向きましたが、そこで出合ったのがオペマ。
眺め回していると店主がにやりと笑って店の奥からもう一台。これがオペマIIでした。
結局のところ委託販売は中止、オペマIIとの交換、トリカエバヤになってしまったので.した。
レンズはLマウントとはピッチが違うのですがライツのレンズは全く寄せ付けませんね。
その代わり、オペマのレンズをバルナックにあてがうとガタガタしながらも一応はめる事が出来ます。
当然フランジバックなども違うことでしょう。
1949年にオペマが発売されその後オペマIIが発売されていることでしょうからおよそ50年前のカメラと位置づけられると思います。
まるでバルナック・ライカによく似たデザインですが中身は少々違うようです。
1 フイルムの画角が違う。
24×36mmではありません 24×32mm(実際には33mm)なのです。
そして隣の画面との隙間はゼロとなっています、スリーブに保管すると普通は6駒で切り離しますが、7駒で一カットとなります。
当然切断の際は慎重にならざるを得ませんね。
フイルムのパーフォレーションを普通は8コマ送りするものを7駒で止めています。
感心するのは駒間のばらつきが物凄く小さく、重なったりなどはしないと言うことです。
このあたりの工作精度は素晴らしいですね。
それと、このカメラの誕生の時期にニコンやオリンパス、ミノルタ、モメッタなどと32mm幅の製品が沢山出ています。
おそらくアメリカのコダックあたりの圧力で消えざるを得なかった画面サイズだったのかと思います。
2 レンズのマウントがバルナックタイプではない。
3 距離計が1眼式で基線長が44mmでライカより広い(いま手元にライカはA型しかありませんので正確には不明です)
4 フイルム装填が裏蓋開放式のために簡単です。
5 この機体についてきたレンズは「Belar f=45mm 1:2,8
6 些細なことですが釣り紐を掛ける金具が両脇についています。
これは写幅が32mmと36mmと違うのでファインダーのマスクを並べて見たところです。
左下がオペマII、上で逆立ちしているのはオリンパス、右側のはコンタックスです。
今回の試写ではそのオペマサイズでの写真の縦横比そのままです。
今回入手したレンズは表面に細かな拭き傷が付いていましたので逆光には注意しないといけません。
完全に夕日を正面から(画面外ですが)受けて撮影。
手をかざしてレンズに入る直射を隠すとこの通りです。
カワラナデシコ。
大分県 日田市の河川敷。
あまりの暑さにひと気もありません。
公園の噴水の回りで水泳ぎをする子を見つけました。
照りつける日差しの下で、とても楽しそうに遊んでいますね
この子もプール遊びですか〜?とお尋ねしたら「いえ、涼みに来ただけです」と若いお母さん。
わかっちゃいるけどお話しするきっかけですよぉ。
子供さんを話題にするとすぐに打ち解けますね。
公園の先が日田市を流れる三隅川の河川敷きですから木陰は涼しいのであります。
END