逆立ち狛犬

石炭産業遺構を見るために筑豊方面に出掛けるチャンスが多いのですが
天道というところで見かけた可愛らしい狛犬さんがとても不思議な格好をしているので
ついそのスタイルの狛犬探しをしてしまう羽目になりました。




福岡県飯塚市天道94番
天道神社 大正7年 阿








反対側から。




福岡県遠賀郡水巻町杁1丁目
伊豆神社




うしろから拝見,あれれ



呆れて振り返る{吽」 まさに見返り美人ですね。



伊豆神社のご近所にもう一組の狛犬さんのいる神社がありまして参拝しましたが
かなり傷んでおいででした。

河守神社にて
口が壊れています。


吽の狛犬さんも縮こまっておいでのご様子。
お近くの伊豆神社の迫力には顔色がありませんね。


いずれの狛犬さんも遠賀川筋にありますし、もう一か所遠賀川流域からさほど離れていないところに
逆立ち狛犬さんがいるところまでは情報が入りましたがまだ機会がなくて行っておりません。

こうなると逆立ち狛犬は遠賀川、狛犬の作られた年代も大正時代。
石炭の輸送に使われた川ひらた舟などとも共通点があるのか?
と思っておりましたところが意外な狛犬を見つけてしまいました。


武蔵塚の狛犬

剣聖宮本武蔵は熊本で亡くなり、その遺体は遺言で武具甲冑に身を固め
細川藩の参勤交代道路の「豊後街道」脇に埋葬されています。
近くの細川家菩提寺泰勝寺にも墓があります(遺骸の埋葬場所は諸説あります)。
剣で生き抜いたので敵仇と狙う人の数も多かったことでしょう。

熊本市龍田町弓削1丁目1232「武蔵塚公園」

宮本武蔵


武蔵塚
正保2年没(1645年)


阿(口、手、尻尾が欠けています)












狛犬には何か書いてあるようでもありますが不明です。
しかしうしろの石灯篭の左は没年よりは少しのちの年号が書かれていますが
右の灯篭は没年の正保二年と刻まれていますのでこの狛犬さんも
1645年から360年以上ずっとここで塚を守ってきたと思いたい。
天道のワンちゃんと非常に相通ずるものを感じます。
剣豪宮本武蔵を慕う人の参詣は絶えることがありません。
これぞ逆立ち狛犬の始祖であってほしいと勝手に願っております。


福岡県・田川市・赤村・赤
山浦神社

明治40年の奉納です。














まるで飼い猫のように丸く爪を隠した仕草が可愛いと思いました。


田川から行橋に抜けるバイパスは山腹を抜けているのでこの谷底を這うような集落は車窓からは見えません。
30戸ほどの集落は段々畑の中にあって現世とは隔離された別世界に迷い込んだかの印象すら受けます。
神功皇后が三韓征伐をしての帰り福岡の香椎から飯塚市大分の大分(ダイブ)八幡宮で行軍を解き
山口県に向かって行軍した道筋と云う事になっています。
軍隊は解散して相当お疲れになったのでしょうかこの神社の入り口の大きな石に坐して休んだそうです。

大分八幡宮にも逆立ち狛犬があります、この逆立狛犬特集のTOPの天道の狛犬も神功皇后の
行軍の道筋と近いような気もします、無責任ですが逆立狛犬と神功皇后伝説と何か関連があるのか?

END
TOP