SUPER FJICA-6の手入れと
バルサム張替え
2009/10/7
ジャンクで入手したくたびれたスーパーフジカシックス、レンジファインダーなどを手入れして
見た目だけはきれいになりましたがレンズがいけません。
前玉は拭き傷、後玉はカビとバルサム曇り。
とりあえず試写f:5.6 1/60
後玉周辺のモヤっとした白雲がバルサム切れ
後玉は一般的にカシメ止めが多いですね、旋盤で締め込んだ部位を削り落し、ダイヤモンド鑢で調整。
リング周辺が真鍮色の所は1,5mmほど周辺を削り落したのでレンズが抜け、
バルサムの部分も外れました。
バルサムが汚いので鍋に入れて水から沸かしてバルサムをふき取ります。やけど用心。
息子が自動車のフロントガラスの微小な打ち傷補修に購入した光硬化型樹脂がありました。
結構高価なモノらしい、暗室光で見てみると粘性は低い。
カビなどを研磨して綺麗に磨いた凹面にほんの一滴垂らします。
そして慌てずに凸面を乗せて余分な液を追い出します、
粘性が低いのでバルサムの時のように強い圧力などは不要。
ひっくり返した蛍光灯スタンドの上にガラス板を置いてその上に乗せて待つこと10分
硬化が始まったようなのでラッカーシンナーで周辺にはみ出した樹脂汚れをふき取り。
再度ガラス板の上で20分日向ぼっこ。
樹脂の資料が一切無いので手探りです。
再挿入して、締め込みは出来ないのでコバ塗りの塗料で固めます。
まだ作業中なのでゴミが付着していますが透明度だけをご覧ください。
絞り開放(3.5)最短4フィート、左から2番目のワンコにレンジファインダーで合わせています。
成功したようですね。
テストは大名刺Neopan100シートフィルムを1枚だけ挟んで撮影、D76
END
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