Voightlander Prominent(35mm)のレストアとNOKTON 1:1,5の味見
写真機の大先輩からフォクトレンダー プロミネントのシャッターがおかしいので掃除をしてくれと依頼されました。
このカメラはフォクトレンダーが恐ろしく力を入れて作ったと思われる高級機でレンズシャッターがビファインド式で交換レンズを有し
さらにはレミラーボックスを装着して一眼レフにもなる変わり物です。
へそ曲がりのフォクトレンダーですから手を加えるのはすごく怖かったのですがシャッター羽根粘り、ただし速度シャッターと
もう1セクションレリーズしたときだけ開く第2のシャッターがあります。
ベンジンを前後から注入し、エアーコンプレッサーで吹き飛ばすことを繰り返して簡単に直ってしまいました。
ヘリコイドの調整は巻き戻し軸の外周を使っています。今巻き戻しレバーが立ち上がっていますが
この収容取り出しも恐ろしく緻密で頑強です。
ヘリコイドは途中3回も折れ曲がって、歯車を使わず押引きされますが少しのがたもなくスムーズです。
ファインダーのアイピースは普通と反対側(右目側)なので戸惑います。
何よりもノクトンf:1.5の味を見たいのでシャッターテストを兼ねて試写して見ました。
普段は使わない開放の描写をテストするのが第一の目的です。
1 f:1.5 1/250
2 f:1.5 1/250
3 f:1.5 1/250
これはデパートの食堂で隣の席に座った女性。
4 f:5.6 1/250
5 逆光 フードなし、f:8 1/250
6 f:11 1/250
7 街頭1 f:11〜16 1/250
8 街頭2 f:16 1/250
END