KONICAC35ステレオとKONICAC35パノラマをレストア。


どちらもカメラ自作にのめりこみ始めた初期の悪戯ですが10年もほったらかしにしていたら
ご機嫌斜めになっておりましたのでレストアいたしました。


左からパノラマ右ステレオ・・・コニカは良いカメラですね。


ステレオのベースはC35 EFです。


ステレオのお腹の中ですが1個のメーターで2個の絞りを動かすので
負荷のバランスが微妙でありましてまぁ何とか動くように手入れをしました。
ストロボも完全同期いたします。


シャッタープレートとボデー側の付き合わせ目はビロードで光線漏れ防止をしていますが
今もかろうじて何とか漏れ防止しています。


レンズの下側を横に走るピアノ線が見えますね。
これが距離調整のヘリコイドを連動させるベルクランク機構です。
向かって左のリングを廻すと右側のレンズも同期して距離あわせが出来ます。
(ファインダー内ゾーンフォーカス方式です)


ステレオなので同じような駒が左右に写りますがポジフィルムを使って専用に作ったビュアーで見るのが
普通ですので、これは諸々のテスト用の一齣をモノラルでどうぞ。
右上に影がありますが遮光テープがはみ出していたみたいですぐに修正しました。


さて次はコニカC35**(不明)2台をつなぎ合わせ35mmパノラマにしたもので
残念ながらヘキサーではなくレンズはクセナー75mmです。
横画面の巾が75mmもありますので焦点距離は75mmです。
画角計算してみますとライカ版カメラの41mm相当の少し広角というレンズですね。


蛇腹を伸ばタスキ金具はレチナTかUのジャンクから抜き取り。
レンズは多分645か66用のクセナー75mm


この頃はヤンピー(羊吟)を入手できなかったのでレザーや紙で蛇腹を作っていて
ゴワゴワするは光線が漏れるはで大変した。
今度はヤンピーできれいに仕上がりました。
以前はボデーレリーズしようと高望みしましたがレンズシャッターを直接操作することにしました。


額縁の小さな黒いポッチをつまんで沈胴させますとわりと取り回しが楽になります。


ボデー側のC35は巻上げ機構を使っただけな様子。
前面に真鍮プレートを造り、それにタスキと蛇腹を製作しています。


このように前後突合せ


そこで、突合せ面には100円ショップで入手したモールを巻きつけ(部分接着)


試写T


裏庭の一角


伸びすぎた草花。

END

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