Welta Perfekta (ウエルタ・パーフェクタ)が到来しました。
ヤフオクで入手しました。高くなるかと思っていたらあまりの偏屈カメラで皆さん手を引いてくださいました。
ドイツ人の頑固さと開発精神の旺盛さをまざまざと物語る歴史的な証人だと思います。
まずは、2眼レフをコンパクトにするためにクラップ方式の蛇腹で厚みを逃げることを考えましたね。
ピントグラス面は縦にして厚みを逃げるのはさすがにバカバカしいと思ったのか、蛇腹をたたんで行って
最後に10mmほど前進させて何とか厚みを押さえました。
しかし6×6の面積は必要ですから、最終的に90mm程の厚みになってしまい、
複雑さの割には得るところは少ない結果になってしまいました、
最大の欠陥であるフォールディングの悪さと光学精度の不安定さが出てしまったカメラですね。
しかし、そこが現代の我々に尽きぬ郷愁と興味を与えてくれます。
きっとこれを開発した技術者は大いに満足したことでありましょう。
レンズはToioplanMeyar Goriitz Trioplan 1:3.5F=7.5cm(メイヤー・ゲルツ トリオプラン)
画面は公称の6×6ですが実画面は正方形よりすこし縦長で本当に60mmぐらい写ります。
フイルムのカウントは裏窓で1枚目を出して後はカウント表示窓の数値で合わせる方式です。
これは開発された時代、1934年にはまだフイルムの裏表示に6×6の表現がなかったためと思います。
2枚目はたたんだ状態。
早速近所のショッピングモールに用事を作って出かけました。
子供の遊具ですが、小さい子供さんはこれで楽しいのでしょうか?身がすくみます。
上の画面の部分拡大です。1/300 f:16
楽しそうな顔していますね。
これからはじめるんですね。おねーさんにセットして貰っています。
順番待ちの子ですがなんとなく不安そうな顔でした。